エスカレーターで右側に立っていたら怒鳴られた話
大学生にもなって知らない人に怒鳴られたことはありますか?
僕はこの前「スカスカの」エスカレータの右側に立っていたら怒鳴られました。
そんなに言わんでもええやん...と思ったのですが、知らない人にそこまでの敵意をむき出しにするときってどんな場合なのでしょうか。
今回は人が攻撃的な行動をとる条件について考えました。
榎本博明(2017)の「正しさをゴリ押しする人」という本によると、人間が攻撃的な行動をとるときには裏にはその人持つ「正義」が働いています。
正義の反対には「悪」がありますよね。人間は「悪い」存在に対しては攻撃的な行動をとってもいいと考えてしまう生き物です。
多くの国民はスキャンダルを起こした芸能人に対して心のない誹謗中傷をするし、犯罪者の子供はいじめの対象になることが多いですよね。
このように、人が攻撃的な行動をするときにはその人の「正義」が隠されていることが多いのですが、僕はこれは「行動力」に転じることができると思いました。
なぜなら僕に怒鳴ってきた人はどう見ても普段そんな行動力のある人には見えなかったし、ほとんどの人は普通、他者に悪口を言うことをはばかるのに、失敗をした人間に対しては、わざわざ住所などの個人情報を調べ上げてまで誹謗中傷を浴びせようとしますよね。
このように普段では考えられないような行動を自分に「正義」があるだけでできるようになるんですよ??すごくないですか???
だから客観的に行動が大きなマイナスにならない場合には「正義」を自分の中に作り上げることが行動力に繋がるのではないかと思いました。
自分の中に「正義」を作り上げることが難しい人には、僕があなたの中の神となり、「正義」を作ってあげるので連絡ください。
学びをもたらしてくれたおじさんに感謝し、締めの言葉とさせていただきます。
榎本博明.正しさをゴリ押しする人.初版,角川書店,2017,p216.