マルチタスクができない有能になります。
最近読んだ犬塚壮志さんの心理学の本に「矛盾する言葉は人を惹きつける」とあったので早速使ってみた次第であります。こんなのでPV数増えたらおもしろいですね。
皆さんは普段マルチタスクという言葉を耳にしますか?
ここでのマルチタスクの定義は「複数の仕事を同時に処理する能力」としてください。
一般的に女性のほうがマルチタスクをする能力は高いと言われています。メンタリストで有名なDaiGoの著書にも以下のように書いてあります。
「ながら」が得意な女性に特有の脳は「マルチタスク」と呼ばれます。
引用元 : メンタリスト DaiGo. 男女脳戦略. 初版, ダイヤモンド社, 2014、p256.
事務員とか秘書と言ったら女性のイメージのほうが強いんじゃないでしょうか。
それに、お母さんが毎日こなしている家事がマルチタスクの代表例ですね!
僕はマルチタスクが本当にできない人間です。課題をやりながらテレビを見ることもできないし、スマホを触りながら人の話を聞くこともできませんw
僕はそれをちょっとコンプレックスに感じていたので、このブログではマルチタスクができない人の効率の良い脳の使い方について考えました。
ここから本題に入っていきます。
さて、いきなり前提を否定するようですが
人間の脳はマルチタスクをすることができません。
正確に言うと、人間の脳は複数の思考を並列してこなしているように見えても、実際は思考を高速で切り換えているだけです。
僕の芸術的な図で示すとこのようになっています。
この図を見るとわかると思うのですが...
あ、字が汚いとかじゃなくて
マルチタスク、効率悪くないですか?
仕事の数だけ思考を切り替えるのですから、そのたびに集中をし直すということですよね。
精神を深く集中させるには平均で20分かかると言われています。マルチタスクをこなしている状態は集中しきっているとは言えないでしょう。
精神を集中するには約 20 分かかるが、集中を妨げるには 1 分もかからない。
引用元 : James O. Coplien, Neil B. Harriosn. 組織パターン, 初版, 翔泳社, 2013, p408.
深く集中する必要がなければ問題はありませんが、何かを生み出すようなクリエイティブな仕事の観点では、マルチタスクは効率が悪いと考えられます。
反対に、ルーティン的な業務の書類仕事などはマルチタスクができれば効率がいいですよね。
ここからは僕の考えなのですが、マルチタスクができるかどうかを分けるのは「集中力の種類」だと思います。
- マルチタスクが得意な人の集中力
「短時間で集中に入るが、深くはなりにくいので簡単に抜けることができる」
- マルチタスクが苦手な人の集中力
「一度集中に入ったら深く、抜けにくいが、入るまでに時間がかかる」
集中力は一概にこの二種類に絞ることはできませんが、傾向として該当する部分はあるのではないでしょうか。
残念ながら、集中力は遺伝的なものや小さいころの環境によって決まるところが大きいと思います。
(僕はずっとマルチタスクができないコンプレックスを直そうとしているのに一向に治らないからです。)
しかし悩んだ僕は、集中力の性質に優劣はないことに気が付きました。やっていることが自分の集中力の性質に向いてるかどうか、それだけなのです。
世の中には必ず、集中力の数だけ適した仕事やポジションがあるので自己嫌悪に陥らずにそれを探しましょう。
そしてそれぞれの集中力の性質には必ず弱点があります。それを補い合っているから、人間は社会で生きることに意味があるのかなーなんて最近はぼんやり考えています。
(苦手な部分を機械に任せたり、メモを積極的にとるなどの努力でも補えるとは思います)
僕は同時にいくつものことはできませんが、面白いと思ったことは何時間でもすることができるし、友人からは発想が独創的だからクリエイティブな仕事が向いていると言われます。
というわけで最後に僕が伝えたいのは以下のメッセージです。
マルチタスク大好き人間の方、僕と一緒に働きませんか。
「人という字は人と人が支えあって出来ている」というのは僕の言葉です。連絡待ってます。