世界一鼻につく言葉「アウトプット」について
今回は使えば意識高そうに見せることができる言葉「アウトプット」について説明します。
アウトプットとは
アウトプット(outoput)という言葉そのものは「中のものを外に出す」という意味です。
内部に入っているものを外に出すこと。特に、コンピューターのデータを外部に取り出すこと。出力。
引用元 : コトバンク
外に取り出す、と言われてもいまいちピンと来ませんよね?
僕は、話すことや書くなどの「体を動かすこと全般」を「アウトプット」と捉えています。
その「アウトプット」がどうして広くビジネス用語として使われているのかを次項で説明します!
アウトプットの効果
実はこれはすごくシンプルな話です。
アウトプットは学習効率が非常に高いのです。
人間は体を動かすことで使う神経の質が高くなり、そして数も多くなるので、ただ頭だけを動かすより記憶への定着率が非常に高くなります。
「書く」「話す」といった運動神経を使った記憶は「運動性記憶」と呼ばれます。運動神経記憶の特徴は一度覚えるとその後はほとんど忘れないということです。筋肉や腱を動かすと、その運動は小脳を経て、海馬を経由し、大脳連合野に蓄積されます。小脳を経由するので、経路が複雑になり、多くの神経細胞が働くことで記憶に残りやすくなります。
引用 : 樺沢紫苑. アウトプット大全, 初版, サンクチュアリ出版, 2018, p269.
ただ授業を聞くよりも自分で演習問題解いたり友達と教えあったりするほうが記憶に残るよね~ということです。
実際、 教科書を眺めるだけでも内容を覚えられる方もいると思います。
これは記憶の定着のさせ方の問題なので、頭に残ればどのような方法をとっても問題はありませんが、僕のような記憶がするする抜けていく頭の持ち主に、もっと効率が良い方法があるということを知ってもらいたいです。
これはアメリカの国立訓練研究所の研究によって提唱された学習定着率を表す「ラーニング・ピラミッド」というもの(簡略版)です。
(最近手書きにハマっています)
これを見てわかると思うのですが、僕の字が汚いとかではなくて、体を動かすことのない読書や座学がいかに記憶に残りにくいのかを感じてほしいです。
そして記憶率が驚異の90%に近い一番下の項目は何かわかりますか。
正解は「人に教える」です。
授業で一番成長しているのは実は先生なんですね。
大半の生徒は5%のことも覚えていないかそれ以下だと思いますw
人にものを教える機会があれば、恥ずかしがらずにこれはチャンスだと思って下手くそなりにでも行動してみましょう!
最後に
アウトプットは自己を成長させる以外にも大きなメリットがあります。
それは自分の置かれた環境を変えるということです。
当たり前ですが、あなたの脳内にどんな変化が起きようともあなたの環境は変わりません。あなたの環境を変えるのはあなたの「行動」だけです。
一石二鳥ということで、一緒にアウトプットによって自分の脳内にも周りの環境にも良い変化を起こしていきませんか?あなたからの連絡を待ってます。
将来の夢は教祖なので信者を探しています。