優秀な人間とは何か
あなたの周りに優秀な人間はいますか?
「この人は頭がいいから何でもできる」とか「要領がいいからどこでも活躍できる」というイメージを持っている人はいますか?
その多くは脳の錯覚により生まれた紛い物です。
ですが、それでいいと思います。できることならあなたもそうなりましょう。
その理由を今回説明します。
脳は勝手に整合性を保つようにできてるというのはブログでは何回も話しましたが、今回もその類です。
優秀な人間は、結果によってできあがります。
一つの領域で結果を出すと、なぜかそれとは無関係の領域でも評価されます。
そして、結果というのは必ずしも実力に伴うものではありません。
多くの人が認めることができない事実ですが、結果の半数以上は、「運」や「環境」によって偶然生まれます。
そして結果を出した人に対して脳は「優秀な人間だから結果を出せたに違いない」と受け取り、その人が過去にそれほど優秀でなかったという記憶を書き換えます。
あなたのイメージする優秀な人間は、結果を出す前から優秀な人間であったでしょうか?
常に結果を出すことができる人間であったでしょうか?
おそらく大半はたまたま結果を出せただけでしょう。
しかし、優秀な人間と思われることで、優秀な環境は手に入ります。
優秀な環境はその人を本当の実力者へと変貌させます。
つまり何が言いたいかというと
人生はほぼ運ゲーなので、しこしこ実力を磨くよりも、数打ってたまたまいい結果がでたらそれを利用して環境を手に入れることが成功への近道だと思うのです。
あと、自分の実力を見誤ってたまたま結果を出した分野の外に手を出してしまうと、一気に評価が逆転することもあるから気を付けてください。
(東大生が培った学習能力が生きない領域に手を出すとすぐに「東大は勉強できるだけで使えない」認定されることからわかる)