文章練習11日目
ポイント
・状況、行動、変化を盛り込んで動きのある文章にする
・一番言いたいことを先に書く
テーマ:MCバトルについて
MCバトルの最高に面白い要素は、ラッパー達の鳥肌が立つような言葉選びだ。
あなたは、今日本で一番熱い「MCバトル」というコンテンツを知っているだろうか。
それは日本語ラッパー達による「言葉」のみを使った戦いだ。
流れた瞬間、体が勝手に踊り出すようなビートの上で、彼らは相手に対し言いたいことをぶつけ合う。バトルの内容は、相手への悪口だったり、リスペクトを示したり、リズムに合わせた耳障りの良いフローだったり、韻の連打だったり、非常に自由だ。
なぜなら、MCバトル(別名:フリースタイル)の勝敗は「どちらが格好良かったか」という一点のみで判断されるからだ。
バトル後、観客は格好良いと思ったMCに対して歓声を上げる。
単純に声量大きかった方の勝ちだ。
これほどはっきりと、感情のみで勝敗が決まる戦いがあるだろうか。
どんな世界の勝負も、基本となるルールがあるはずだ。
しかし、MCバトルには理屈は抜きだ。感情で全てが決まる。
現代においては、機械化が進み、あらゆるものが論理で判断されるようになってきた。
だからこそ人間のエンターテインメントは感情的であるべきだと思う。
MCバトルのような、機械には分からない「格好よさ」などの人間の感情に着目することが、今後の時代は求められると思う。
この文章を修正していく
・課題点
- 結局何を言いたいのか分からない
- どう言った人を対象にしているのか分からない
- 構成がわかりづらい
1.言いたいこと
MCバトルに興味を持って欲しい
2.対象
MCバトルを一度も見たことがない人
3.アウトライン
- MCバトルとは
- MCと呼ばれるラッパーたちが即興の歌詞を用いてラップをし、お互いのスキルを競い合う
- 判定は「どちらが格好良かったか」の一点のみ
- 観客の歓声の大きさで決まる
- 理屈はない、ひたすらに感覚的な「格好よさ」で決まるのが面白みの1つ
- 最も面白いと思うのは、確信をつくような言葉選び
- 誰かと言い合いになったことはあるだろうか
- その場で相手に対して言いたいことをうまく言えずにもやもやした経験がある
- 家に帰り、「あのとき、こうやって言えてれば..」と考えることがなんどもある
- 彼らは即興のプロだ。よくぞ言ってくれた!と言う感じのセリフを言ってくれるから気持ちがいい
- Disry対◯GOTIT
D「俺は自費でも遊びに来てるしかましにきてる」
G「一回負けたやつをこのステージに上げんじゃねえ。ライブラの社長に中指立てるぜ」
D「そぐわなくてもつまんねえ意地はるやつ簡単に超えてやるぜ」
G「つまんねえ意地がねえラッパーなんてハナっから興味ねえわ!」 - 男の格好よさとは何か、考えさせられた一説。
- 気持ちよくなりたいならMCバトル見ようぜ
修正
今、日本で一番注目されている「MCバトル」を知っているか?
それは、「MC」と呼ばれるラッパー達による「言葉」のみを使った戦いだ。
流れた瞬間、体が勝手に踊り出すようなビートの上、彼らは相手に口撃したり、スキルを競ったりする。
戦いは観客から貰える声援の大きさのみで勝敗が決まる。
MCバトルに理屈はないのだ。観客が「かっこいい」と思った方が勝つ。それだけだ。実にシンプルで、直感的だ。だからどんな人にでもこの文化は伝わり得る。
MCバトルの最高に面白い要素は、ラッパーの鳥肌が立つような言葉選びだ。
私は人と口論になった時、頭の中のモヤモヤを上手く言語化できず、悔しい思いをすることが多い。
それに対して、彼らはいわば「言語化のプロ」だ。彼らの掛け合いは、聞いてて痺れるような核心をつく言葉の連続だ。
GOTIT対Disryの試合を例にとってみる。説明のため一部改変してある。
Disry「つまんねえ意地はってるお前みたいなやつはすぐに超えてやるよ!」
彼が言うように、つまらない意地を貼る人間=格好悪い と言うイメージは確かにあるだろう。
そしてこれに対するGOTITの返しがこれだ。
GOTIT「つまんねえ意地がねえラッパーなんてハナっから興味ねえわ!」
衝撃だ。確かにその通りだ。
つまらない意地を貼らない人間、つまり「信念を持たない」人間こそ最も面白みがない。
男にとっての格好よさとは何かをMC達は教えてくれる。
私は、男に生まれたなら死ぬまで格好つけてこそ、本懐を遂げると思っている。
これからもMCバトルから「格好よさとは何か」を学び続ける所存であります。